【草津】草津川トンネルは「くさつ景観百選」堤防ごと撤去へ。百選更新のため、新たな景観を募集中!

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撤去される草津川トンネル。上り線(右側2車線)は歩道がなく、自転車や歩行者の安全確保も課題になっている(草津市で)

草津川トンネル 通りぬけた80年

◇「景観百選」堤防ごと撤去へ

 草津市の大動脈・国道1号をまたぐ草津川トンネルが、かつての天井川の景観を残す堤防ごと撤去されることになり、今月、準備工事が始まった。堤防の下に箱形暗渠あんきょを設置し、戦前に開通して約80年。地域の風景にとけ込み、「くさつ景観百選」にも入ったが、2016年度に姿を消し、より安全で見通しの良い国道へ生まれ変わる。(藤井浩)

 ◇歩道設置、右折レーン延伸

  • 現在の上り線2車線だけだった頃の国道1号(1959年頃撮影)=草津市史資料集「ずっとKUSATSU」より
    現在の上り線2車線だけだった頃の国道1号(1959年頃撮影)=草津市史資料集「ずっとKUSATSU」より

 トンネルは国道1号・大路3丁目交差点の南側にあり、国土交通省滋賀 国道事務所(大津市)によると、1936年(昭和11年)に上り2車線(長さ53メートル、幅4・5メートル)で開通。66年、東側に下り2車線(長さ 56メートル、歩道を含む幅約8メートル)が増設されて計4車線となった。

 上下線とも、堤防下部にコンクリート製の箱形暗渠(ボックスカルバート)を埋め込んだ設計で、2010年の調査では1日の通行台数が県内有数の計4万8923台となっている。

 ただ、上りは2連式で車線が間仕切りで分断され、歩道は未設置。同交差点までの右折レーンも15メートルと短い。

 さらに両線とも暗渠の高さが上り4・1メートル、下り4・5メートルと低く、大型コンテナ車などの特殊車両が通れず、交通や安全の確保が長年の懸案となっていた。

 市街地を南北に分断し、川底が地面より高い天井川だった草津川が02年、南側に付け替えられて廃川となったことで、同省が市の要望も受けて13年度に撤去事業を決定。

 今年度に上り、16年度に下りで暗渠を堤防ごと撤去し、17年度は上下線に歩道(長さ約1キロ、幅3・5メートル)、上りに延伸した右折レーンを整備する。総事業費は約15億円を見込み、工事では中央分離帯を利用して4車線を確保し、交通渋滞を避ける方針。

 一方、完成後は現在トンネル上を交差して車道となっている堤防がなくなり、人や車が国道を横断できなくなる。同事務所は歩行者と自転車専用の陸橋整備を検討。車は、堤防からスロープ状に下りて国道1号とつなげる。

 ◇箱形暗渠現役珍しく

 草津宿本陣や矢橋帰帆島などと並び、「くさつ景観百選」に選ばれた草津川トンネル上り線。県内最古の箱形暗渠の上部には、「草津川隧道ずいどう 昭和十一年三月竣功しゅんこう 龍山書」の記銘が残る。

 同川の他のトンネルでは、中山道・草津川隧道(草津マンポ)が1886年(明治19年)、上部がアーチ型のレンガや石積み式で誕生。1964年に改修されて今の姿になった。

 草津川トンネルを箱形暗渠にした理由について、国交省滋賀国 道事務所は「土質が砂で上に水が流れ、堤防の厚さもないので、より強度の高い補強を目的とした当時の最新工法だったのでは」と推定する。同省国道・防災課 によると、当時の姿のまま現役の国道として使われている例は全国的にも珍しいという。

 撤去に伴い、同トンネルは「くさつ景観百選」から外され、市は更新に向けて新たな候補を募集している。

 近くに住む「草津学区ひと・まちいきいき協議会」の田中千秋 会長(78)は「交通事情や歩行者らの危険性を考えると、撤去は当然」とした上で、「天井川の堤防は幼い頃からの遊び場で私たちの庭であると同時に、旧東 海道や中山道、宿場町・草津の代表的な歴史的景観でもある。将来にわたってどう残し、生かしていくのか、地域で考えたい」と話している。

読売ONLIENより

 

馴染みのある景観が無くなってしまうのは

やっぱり寂しく思いますが、

草津川トンネルは時代に合わなくなっていますね。

 

さて、草津川トンネルが含まれる

くさつ景観百選」が一つ減るということは

百じゃなくなるということです。

 

昨年完成したばかりの「くさつ景観百選」ですが

草津川トンネルが含まれる一部の入れ替えを

行うそうです。

 

草津市ホームページによると

概要
 草津市の発展は著しく、それに伴い景観も大きく変化しています。
 平成25年度に「くさつ景観百選」が完成し、皆様にもお知らせしていたところですが、その中には、現在、もうすでに見ることのできない景観や、近い将来変わってしまう景観も含まれています。
 そこで、変わってしまった、変わってしまう景観は、「記憶しておきたい景観」として残したうえで、「くさつ景観百選」を更新するため、新たに草津市ならではの素晴らしい景観を募集します。

 

昨年完成したばかりなのに

9箇所も情報を更新するんですね。

なかなかフランクな百選です。

 

草津川トンネルはここ

 

(ぺっこ)

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2015/06/18
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