【草津】大寒波で出現!琵琶湖の水が湖岸の木などに着氷する「しぶき氷」
九州や沖縄にまで雪を降らせた大寒波、寒かったですね~
滋賀県内でも水道管が凍結したり、転倒して怪我をしたなどの影響が出ています。
寒いと良くない話が目立ちますが、琵琶湖では名物の「しぶき氷」が観測されましたよ。
滋賀県草津市観光物産協会のfacebookより※写真も
冬の草津名物「しぶき氷」
草津景観百景にも選出されるしぶき氷。
しぶき氷とは琵琶湖岸に打ち上げられた湖水が木々の枝などに着氷して発生する自然現象です。気温がグッと低いときに見られる現象なので、通常の天気だとみることができない風景になります。昨日の大寒波は草津でも猛威を振るい、氷点下2.0度を記録しました。
この寒さだからこそ木々に着いた水しぶきが凍ってつららの様に垂れ下がるわけです。晴れた今朝の様子は、太陽の光がきらきらと反射して水晶の様でした。
とても寒い朝でしたがカメラを持った方もちらほらと見かけました。湖岸すぐに着氷しているので近くまで近寄って撮影できますね。
ただし、足元の石も、木々同様しぶき氷が張っているので要注意!
とても滑りやすくなっています。しぶき氷は、琵琶湖岸ならではですがどこでも見れるものではなく、冬の北風が吹き下ろす湖南地域特有のものであるといえます。
特に草津市内の湖岸は、対岸にそびえる比叡・比良山系からの風が吹き下ろす地域になるので、冷たい風と波立ちやすい環境がそろっているからです。写真は湖岸緑地(志那地区)や烏丸半島ホワイトビーチから撮影しました。
ホワイトビーチは、夏の終わりに「イナズマロックフェス」が開催されるアツい聖地ですが、冬は氷が張るほど厳しい寒さの場所でもあります。
また、湖岸緑地は駐車場無料で、さらにコハクチョウも飛来しているエリアなので、コハクチョウとしぶき氷という草津の冬の使者と名物のコラボレーションが見られるかもしれません!
(今日のコハクチョウは、あまりの寒さに水門の近くに避難していたようですが、、、)冬の草津も興味深いものがたくさんあります。
自然現象というのは写真では伝わらない魅力が現地に溢れているので是非一度お立ち寄りください。
神秘的な美しさですね。
樹氷などは雪中の山を登って行かないと観ることができませんが、しぶき氷は琵琶湖岸に行けばいいだけ、というのがすごくいいですよね。
こんなに綺麗なのに、すぐそこで、間近にみられます。
これも琵琶湖の恩恵といえますね。
(ぺっこ)