【琵琶湖】「琵琶湖の水止めたろか!」のシミュレーションがえらいことになっててネットで話題!
対京都人、大阪人の切り札として滋賀県民が「琵琶湖の水止めたろか!」と言い放つ、ということが一般的にすらなってきていますが、皆さんは言ったことがありますか?
琵琶湖の水を飲んで生きてるのにえらそうにするな、というようなニュアンスで使われますよね。
実際に琵琶湖の水を京都へ流れないようにしたらどうなるのか、風霊守 (@fffw2)さんがツイッターに投稿したシミュレーションが話題になっています。
設定の初動は、宇治川へと続く、瀬田川を瀬田川洗堰(せたがわあらいぜき)で止めるというものです。
瀬田川洗堰はここ。
瀬田川洗堰を全閉して「琵琶湖の水止めたろか!」をシミュレーションしてみた結果、沿岸部と水田地帯がことごとく水没して、甚だしい経済損失が発生した… pic.twitter.com/YJ3lTswzsz
— 風霊守 (@fffw2) 2016年10月17日
(琵琶湖疏水取水口と宇治発電所取水口も封鎖したという設定) — 風霊守 (@fffw2) 2016年10月17日
洗堰を越流しちゃって京都への流出は止められなかった
— 風霊守 (@fffw2) 2016年10月17日
思い切って湖南アルプスを大規模に山体崩壊させて、瀬田川からの流出を強引に食い止めてみたものの、琵琶湖の水位が30mほど上昇したところで鉄道トンネルを通って京都方面へ水が抜け出した… pic.twitter.com/qgRrqQT334
— 風霊守 (@fffw2) 2016年10月17日
一方、その頃、長浜では… pic.twitter.com/QXk4azKoR8
— 風霊守 (@fffw2) 2016年10月17日
盲点だった水の抜け穴(高速道路や鉄道のトンネル)に栓をしたところ、面白いように水が溜まっていき、ついに琵琶湖の水位が+80mに達した! pic.twitter.com/u2kbAqwzcf
— 風霊守 (@fffw2) 2016年10月17日
琵琶湖の水位が80m上昇した滋賀県、完全に世紀末。 pic.twitter.com/vYtxi1PojA
— 風霊守 (@fffw2) 2016年10月17日
水位が80m上昇したところで、逢坂山に新しい川が出現してしまった。やっぱり琵琶湖の水は京都に行きたがっているんだな。 pic.twitter.com/F1wwZMA5sC
— 風霊守 (@fffw2) 2016年10月17日
+80mの図はちょっとコメントもできないですね。
ダム湖に沈んだ村か、湖底で発見された太古の文明みたいです。
山以外は琵琶湖に沈んでしまうんですね。
「琵琶湖の水止めたろか!」の言葉の裏にあるリスクを知ってしまった気分です。
せき止めると危険ということは、反対に京都人、大阪人は琵琶湖の水を流させてやっていると考えるかもしれません。
まずいですね・・・
「琵琶湖の水止めたろか!」と言われるのもまずそうです。
でも、飲料水源を絶たれたら困るのは事実。
雨量が少なくて水不足で、琵琶湖の湖面も下がっている時に言うと効果的かもしれませんが、ちょっと卑劣な手段になりそうです。
県民のプライドをかけたプロジェクトとして若狭湾の方へ水を逃がす疎水を引いて、「琵琶湖の水日本海に流したろか!」と言いましょうか。
しかし、このプロジェクトの悲しいところはちょっとだけ京都を通るというところです。ダメですね。
滋賀県民としては、このシミュレーションの情報が、京都人、大阪人にあまり広まらないことを祈るばかりです。
(ぺっこ)