【草津】終業式のタイミングで珍しい分離式!生徒増加で新学期から2高に分かれる老上小学校で行われました。
◎「離れても心は一つ」 老上小で分離式
老上西小学校(矢橋町)の開校に伴い、新学期から児童の半数以上が西小に移る老上小学校(野路町)で24日、変わらぬ友情を確かめ合う分離式が行われました。
式には全校児童のほか、PTA代表や市議会議員のみなさんら関係者約30人が出席。清水康行校長が「2校に分かれても、信頼し助け合い、競い合い高め合っていきましょう」と励ましました。女性音楽ユニット「詩音」の2人が登場して友情の歌を披露したあと、分離の記念品として制作される男女児2体1組の 「願いの像」(高さ140センチ)が壇上で発表されました。
像は樹脂製で、彫刻家でもある老上小の伊庭靖二教頭が8年前に制作。校内に設置されていましたが、今回の学校分離に当たり、これを原型に新たにブロンズ像を作ることになりました。女児像は老上西小に、男児像は老上小に置き、互いに向かい合う姿勢で建てる予定です。壇上で黄金色に輝く像を見上げながら、児童たちは両校の校歌を大きな声で合唱。児童代表が「学校は分かれても心は一つです。新たな歴史をつくってください」と、締めくくりました。
式の進行を担当した1人で、5年生の磯野まつりさんは「私も西小に移りますが、良い学校にできるよう頑張りたい。離れても老上小の友達は大切にします」と話していました。
老上小から老上西小へ移る児童は、新1年生を入れて745人、残る児童は約520人と見込まれています。(取材 広報課)
卒業式が終わったら、のんびり終業式。春休みは宿題もないし、とか本来ならのんびりムードの終業式なのですが、老上小学校だけは別ですね。
分離式!
地響きとともに轟音をたてて、分かれていきそうな物々しいネーミングですが、他に穏やかな式名も思い浮かびません。
でも現役の5年生から1年生にとっては、轟音が立つほどのビッグイベントかもしれませんね。
新学期にそれぞれ老上小と老上西小に登校して、クラス発表があって、あれっアイツいないな何組だろうと考えて、そっか学校が違うんだ、みたいな・・・せつない。
互いに向かい合う姿勢で建てる予定という男女児2体1組の 「願いの像」は、きっちり向かい合わせてあげて欲しいですね。
桂浜の坂本龍馬と室戸の中岡慎太郎の銅像みたいに、向かい合ってなかったやん、とならないように。
寂しさもある分離式ですが、大きくなったらきっと貴重ないい思い出になるでしょう。
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(ぺっこ)