【草津市】歴史ある光景に幕・・・。 旧中山道「中ノ町商店街」の「アーケード解体工事」が進んでいます。
草津市大路1丁目、旧中山道にある商店街「中ノ町商店街」には、昭和の時代の名残を感じる歴史のあるアーケードがあり、長年街の光景の一部として溶け込んできました。
そんな「中ノ町商店街」のアーケードで、先日から解体工事が始まっている様子を確認しました。
工事は、2023年2月1日からスタートしていますが、筆者はたまたま工事初日である2023年2月1日に商店街を通りかかり、その様子を確認しました。
工事期間は、2023年2月1日から2023年3月31日を予定しているようです。
工事初日の2023年2月1日の夕方時点では、まだこのように見慣れたアーケードの光景が確認出来ましたが・・・。
その後も、何度か同じ現場を通ったところ・・・。
こちらは、2023年2月3日に撮影した現場の様子。
重機が稼働し、アーケードが少しずつ解体され始めている様子が確認出来ました。
さらに、2023年2月23日に現場を通った時には・・・。
このような、骨組みのような状態になり、すっかり見慣れた光景からは様変わりしていました。
ここまで、様子が変わってしまうと、馴染みのある街の光景が変わってしまうんだな・・・という寂しさも強まってきますね。
筆者自身は、草津市に住み始めて数年程度で、商店街の歴史には疎かったので、こちらのアーケードがいつ頃から設置されたのか調べてみました。
2021年に書かれた、「草津まち歩き新聞」の記事によると、こちらのアーケードは、1980年代に誕生したようです。
以下は、記事の内容より、抜粋↓
草津駅近くの旧中山道では古くから商店街アーケードが形成されていました。
それが1980年代にはよりファッショナブルで快適な商店街を目指し、
「北中町商店街」「栄町商店街」「草津中央商店街」「中ノ町商店街」「トンネル会商店街」「本四商店街」において、
次々と大規模なアーケードが誕生しました。しかし、時代が進み、郊外の大規模店などに人が流れるようになった事もあり、
2000年代からは商店街エリア付近での再開発が盛んになります。その流れの中で、設備の老朽化もあってアーケードを取り壊す商店街が増え、
2021年(令和3年)現在、残すは「中ノ町商店街」のみとなりました。
この記事が書かれた2021年時点で、こちらの「中ノ町商店街」のアーケードが、残る唯一のアーケードだったようですが、現在このように解体工事をされているということは、その最後のアーケードがついに無くなってしまうことが分かります。
長年、草津市に住んでいる方、商店街の様子を昔から知っている方にとっては、歴史と思い出のある昭和の街並みが、また一つ無くなってしまうことに寂しさを感じる方も多いかと思います。
予定では、2023年3月31日まで工事をされていますので、もしお近くを通る機会があれば、アーケードの最後の様子をご覧になりながら、商店街の想い出を振り返ってみてはいかがでしょうか?